眠らない島

短歌とあそぶ

2017-08-03から1日間の記事一覧

「上終歌会 01」を読む 続き

ふゆごもりだれにもわからぬことだけをわかることとし手を掴む夢 仲西森菜 自意識の世界を、リアルに語っている。結句がとてもリアルで利いている。 どちらかと言えば乾いている君に月の明かりも近づいてくる 中村ユキ ゆっくり、溜ながらはいってくる文体が…

「上終歌会 01」

今日、帰宅すると、郵便受けに可愛らしい冊子がとどいていた。「上終歌会 01」とある。奥付には「協力 京都造形芸術大学 文芸表現科」。永田淳さん主宰の歌会か。さわやかな表紙絵に誘われて、つい最後まで読んでしまう。連作10首と個性的なエッセイ。若…