眠らない島

短歌とあそぶ

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

紺野万里 第三歌集 『雪とラトビア*蒼のかなたに』

月照らす海を見てをりあたたかく脈うつ古き海を抱きて 月に照らされた海を見ながら、作者のこころは地球の生命の誕生したころの海を見ている。自分という存在を四十億年という地球の生命の歴史のなかに還元することで、たったひとりの自分という絶対的な自…