眠らない島

短歌とあそぶ

2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

晋樹隆彦第四歌集「浸蝕」

晋樹隆彦第四歌集「浸蝕」を読んだ。読み終わって、気持ちの良い充足感を味わった。歌の世界が豊かなのである。冒頭は、作者の故郷である九十九里浜への旅から始まる。変化し、破壊される自然を嘆きつつ、しかし重くならない。地形への強い関心が歌に海風を…