眠らない島

短歌とあそぶ

2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

三井修 第八歌集『海図』

三井修歌集第八歌集『海図』を読んだ。歌数五五〇首。かなりボリュームのある歌集である。しかし、歌集を最後まで読むことにそれほど負担を感じさせない。むしろ、歌を読みながら、作者と時間を共有することが心地よく感じられるから不思議だ。読むのに疲れ…

角田純 第二歌集 『鴨背ノ沖ノ石』

2005年、会員の知人に勧められ「未来」の購読会員になった。紙面にぎっしり並んでいる歌をランダムに読んでいるうちに、いつしか毎月必ず最初に目を通す歌人が現れた。それが角田純である。名前からして女性だろうと勝手に思い込んでいたが、男性だと後…