眠らない島

短歌とあそぶ

2019-09-25から1日間の記事一覧

加藤治郎第11歌集『混乱のひかり』

栞紐はねのけて読む冬の朝 歌はひかりとおもうときあり 加藤治郎の第11歌集『混乱のひかり』はタイトル通り、ひかりに充ちている。冒頭に引いた歌には作者の歌に託する希望がひかりを生んでいる。混沌とした現代社会の現状に言葉で切り込むように挑みつつ…