眠らない島

短歌とあそぶ

2017-05-27から1日間の記事一覧

三田村正彦 第三歌集 『無韻を生きる』

スプーンの光る秋の日なだらかな坂道のやうなる気分 日常に流れてゆく時間をあるいは感情を、等身大のままの言葉でさしだすとき、こんなに自由に歌える。そんな清涼感を感じさせられる歌集だ。必要以上に、美化しない、あるいは、脱力しずぎない、そして諧…