眠らない島

短歌とあそぶ

2015-07-07から1日間の記事一覧

中家菜津子 第一歌集 『うずく、まる』

一本のひかりの道に手をのばすさっき真冬の葱をつかんだ 中家菜津子は「未来」の加藤治郎選歌欄の仲間である。短歌だけではなく、現代詩の領域でも活躍している才気あふれるこの新人をまぶしく眺めてきた。新鮮な発想の歌に目を奪われることが多かったが、今…