眠らない島

短歌とあそぶ

2015-01-22から1日間の記事一覧

田中濯  第二歌集 『氷』

ハンカチが昨日と同じままだった 結句のちから午前には足らず 田中濯 第二歌集『氷』を読んだ。何度も読み返した。頭の芯にこたえるものがあって、読み返さずにはいられなかった。おそらく、そうさせるものはこの歌集の「悲しみ」なのだろう。巻頭に引いた…