眠らない島

短歌とあそぶ

2014-09-12から1日間の記事一覧

『鱧と水仙』43号 鱧

『鱧と水仙』第43号を読んだ。 巻頭三十首の近藤かすみ「タルトを崩す」は心地の良い一連であった。三十首のなかに、自身が生きてきた家族とのながい時間を詠み込んでいる。内容からすればかなり重い情感を誘い出すはずなのに、近藤の力を抜いた文体が家…