眠らない島

短歌とあそぶ

2014-07-03から1日間の記事一覧

永守恭子 第二歌集『夏の沼』

どこまでも伸びてゆく雲追ひかけて胸に小さきこころざし生る 最近、作者独自の美意識や世界観により緻密に構成された歌集を読むことが多かった。そんな中で手元に届いたのが結社「水瓶」所属の永守恭子さんの「夏の沼」であった。ささやかな日常を詩的に昇華…